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ある娘さんの決断

  • 2009-12-19 (土)
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ある知人と雑談を交わしていて、今年大学3年生の娘さんが、やりたい事ができたので大学を中退するとかで、家族、友人でなんとかあと1年我慢して卒業するように説得中だという話を聞いた。

たまに聞く話ではあるけど、こういうときは無条件で、若者の一時の気の迷い的な扱いをされる事が多いよなあ。実際はケースバイケースだろうに。

よく聞くと、娘さんはバイトで稼いで生活費や学費のかなりの部分を自分で賄っていたらしい。そのバイトで出会った仕事が面白くて、そっちに進むことにしたけど、大学卒業が大してプラスにならない。むしろロスが多いと判断したということのようだ。

もしそれが自分の娘だったら、もちろん親として心配ではあるけど、周りの意見に流されることなく、自立に向けた一歩を踏み出そうという決断を全面的に支持するなあ。その場は適当に相槌を打って誤魔化したけど。

まあ実際は、娘にそんな根性はないだろうとたかをくくってるから気楽に言えることなのかもしれない。いずれにしても自立に向けての道筋は人それぞれで、そのスタートラインに至るまでが勝負だし、親としての勤めもそこまでなんだろうけど。

Comments:8

mojo 2009-12-19 17:19:05
逆に周囲の説得で折れてしまうくらいなら、その決断は危ういような気がしますねえ。

障害があった方が、本気度を試すことができるので、周囲の大人が壁となるのもひとつの手かなと。
會澤賢一 2009-12-19 18:55:49
自分も同じ立場になりました(かつて)。結果的に本当は違法だったのかも知れませんが、某会社に勤めながら、大学を卒業させて(お情けで)頂きました。
自分は、親と喧嘩をして生活費一切をもらっておりませんでした(母親が内緒で子図解を送ってくれましたが)生活費を稼ぐためのバイトで、たまたま大変高い評価をもらって、大学在籍のまま社員になりました。

大学は自分にとって転機になった場所でもあり、通過儀礼だった場所でもあります。自分がいた頃の大学以上に現在の大学は、通過儀礼になっている気がしますが、この年になって「あのときあの講座をとっておけば」と思うことも多々あります。

もしそのお嬢さんが、3年次の単取得を終えて卒検に入る状況であるならあえてきちんと卒業することをお勧めします。卒検に入れないから辞めるは無論論外ですが、私なんぞ卒検のツッコミが足りないと指摘されながら頼み込んでOKもらったような輩でございますので、偉そうなことはいえませんが自分のひとつの区切りになったなと今でも思いますから。

「やり方は一つではありませんよ」とお伝え下さい。
會澤賢一 2009-12-19 18:57:09
子図解 → ×
小遣い → ○

ああ...
yagik 2009-12-19 19:31:50
こちらでも非常に多いです。
事情はやはり人それぞれですから、なかなか対応は難しいところです。
ただ、多いのは自分のやりたかったことと違う、でも自分がなにをしたいのかは分からない、というパターンなので、それはどこに行っても見つからないよというきいてて疲れるだけの話しなんですよね。
でもこのケースだと娘さんの決断を信じたいきもしますね。
親としては會澤さんのように、働きつつも、卒業だけはなんとかできるようにサポートするのが一番いいのだろうとおもいますね。
ken_taka 2009-12-19 21:44:12
20数年前の自分を見ているようだ(笑)
>そのバイトで出会った仕事が面白くて
そういう状況で出会った大人達って、いい人が多いような気がします。# 私の場合は今もお付き合いがあります。
退学とまでは行かなくとも、とりあえず休学して、1〜2年そちらに本気で取り組んでみるのも良いかもしれませんよね。
KHOO 2009-12-20 12:00:41
ken_takaさんの1〜2年休学という選択肢は確かにありかなと思います。頑張って両立というアドバイスは、親をはじめ周囲がさんざん言っていることですから、あえて他人の私までいうことではないと感じます。

無責任に言えば、大学での勉強に意義を感じない、それ以上に優先してやりたい事がハッキリしているのなら、むしろやめた方がいいような気もします。その覚悟を試す意味でも、中途半端な逃げ道は必要ないのかなと。

でももし私が意見する機会があたとしたら、やっぱり休学をすすめるかな。
t0mori 2009-12-22 06:08:56
こればかりはケースバイケースでしょうけども、自分の例を。

18の高校卒業時に親父が急死したので、それを口実に進学を止め、今の業界に入り、途中辞めたり紆余曲折を経ながら今に至ると言う感じです。職業柄、大学卒業したから云々と言うのはさほど関係ありせんし、実務として困るのはそれこそ実体験としての「キャンパス体験」がないので「描写」に困る、と言ったくらいでしょうか。ゼミとか言われても、知識としては分かるけど、実体験がないので、いまいちピンと来なかったり。

しかし、どちらかと言うと、難敵は自分の中にいました。やはり仕事をする上でも、何かと自己卑下のネタに大学と言う存在は常にのしかかっていましたし、周りと比べて(或いは高学歴な先輩監督〜例えばジブリのお二人とか〜なんかと比べて)コンプレックスに感じる(してしまう)ことが多かった気がします。だからこそ、不安に思って職を転々とした時期があったのですが。
今でこそ、休む間もないほどお仕事を頂いて、それなりに評価され、お陰様で学歴コンプレックスも払拭されて感じますが、自分に取って、20〜30代前半は結構それは大きかった気がします。心を折らずにやって来れたのは、やはり転々とした先で出会った人たちの存在であり、その人たちの言葉を実に出来たことでしょうか。

それともう一つ思い当たるのは、明確に自覚があったことです。これはコンプレックスなのだ、という自覚が明確にあり、本質的な問題はそこではないと言うことが、どこか心の隅で分かっていたことだと思います。若気の至りはあるにせよ、どこかでそれに似た確信と言うか、生きて行く上での態度と言うか、が決まっていたなら、後で後悔することもあるでしょうけど、何とかするんじゃないでしょうか。
KHOO 2009-12-22 09:52:53
監督の経歴はある程度聞いておりましたけど、そういう曲折があったとは。

考えてみれば件の彼女の場合、3年間は大学に通っていたので、いい面もそうでない面もある程度分かった上での選択なんですよね。後で後悔することもあるかも知れないし、若いが故に見えていないこともあるんでしょうけど、選択ができるだけ恵まれているとも言えますね。

まあ、自分は結構早い時期からサラリーマン技術者を志向してましたから、そのための手段としての大学進学でした。今でも自分を冷静に見たとき、この選択は間違っていなかったと思ってます。経済的にかなり厳しい家庭環境だったので、大学まで進学したのは兄弟の中で私だけでした。自分だけわがままして大学まで行ったという負い目は今でも少しあります。

うちの娘も来年から大学生(の予定)なのですけど、もし娘が今回のような岐路に立つことがあったとき、果たして自分は何を伝えられるのだろうかと、ちと考え込んでしまいました。
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